「スピーキング・リスニングの勉強をしているのに全然成果がでない…」
「発音の勉強の仕方が分からない…」
という方に発音の勉強の始め方と
無料で利用できる良質なウェブサイトをご紹介します。
「英語なんてメールくらいでしか使わないから発音なんか気にしていない」
という人にも発音を勉強することで得られるメリットをお伝えします。
私は現在TOEIC875点で、
日英翻訳を扱う会社で働いています。
専門的に英語を勉強したことはなかったので、
社会人になってからも、
まさか自分が翻訳業界に入るとは思っていませんでした。
学生時代は周りと同じようにテスト勉強をし、
社会人を少ししてからワーキングホリデーで
ニュージーランド・イギリスへ行きました。
はじめの頃は自分の知っている英語も聞こえず、
とても苦労しましたが、
聞こえるようになったきっかけが
この記事で紹介する発音学習です。
是非、今英語学習をしている人にも試して欲しいです。
発音学習の大切さ

英語の発音学習に発音記号の学習は必須です。
・発音記号というのは?

/ʌ/、/e/、/æ/などの事です。
発音記号を学習すれば、英単語帳にCDがついていなくても発音方法が分かります。
なぜ発音記号の学習が必須なのか?
それは、英語には日本語にない音があり、
発音ルールが分からなければ発音ができないからです。
日本語に50音があるように、英語にも発音のルールがあります。
英語のリスニング練習は、ネイティブでない私たちが
やみくもにスピーキング・リスニング練習をしても効果は薄いです。
例えば、
She sells seashells on the seashore.
The seashells that she sells are seashells, I’m sure.
(訳:彼女は海岸で貝を売っている。~)
これは、英語の早口言葉のようなものです。
カタカナで発音を書いてしまうと、
「シーセルズ シーシェルズ オンザシーショアー。~」でしょうか?
リスニングが苦手な人には
「シーセルズ シーセルズ オンザ シーソーアー
(Sea sells sea sells on the seasore.)~」
(彼女は痛みの中で貝を売っている・・・?)
のように聞こえてしまうかもしれません。
違って聞こえた場合には、文脈から意味を予想するしかなくなり、
話の最後の方にはきっとついていけなくなります。(経験者)
文章は簡単な英単語で構成されていますが、
英語の発音について知らないと、
知っている簡単な単語でも聞こえないのです。
発音記号を学習すると
sea/síː/とshe /ʃi;/の発音の違いが分かるようになり、
耳から聞く英語の理解力も格段に上がります。
/ɪ/の発音は、日本語の「イ」の発音とは異なります。
カタカナにすると「ア」と表記される音にも、
英語では/ʌ/、/e/、/æ/等複数の音があります。
私も発音記号の学習をするまではリスニングに相当苦労しました。
洋画やラジオなどでいくら勉強しても、
結局実践の場では使えるものにならなかったのは
正しい発音を知らなかったからです。
3年程前に発音記号の学習をやり直し、かなり聞こえるようになりました。
TOEICのスコアは655点→875点になりました。
(リスニング:380点→465点)
よって、リスニングを向上には発音の学習が大切です。
良質な英語学習サイト【発音編】

・英語の会
このサイトでは、とても丁寧に発音記号の解説がされています。
ネイティブによる発音ビデオだけでなく、
口の形や舌の動かし方まで絵で開設されているので、とても分かりやすいです。
3時間で発音をマスターできるように作成されています。
基礎的な発音記号をマスターしたら、
どんどん英語を聞いていくことをおすすめします。
・BBC Learning English
BBCはイギリス英語になりますが、とても良質な教材です。
発音だけでなく、文法やニュースの解説も短いビデオにまとめられていて
飽きずに学習できます。
発音を勉強するといいこと

発音を勉強するとたくさんいいことがあります。
・リスニング能力向上。
・リーディング能力向上。
・英単語の勉強がはかどる。
など相乗効果で全ての能力が飛躍的に上がります。
なぜなら英語は使って初めて身に付くコミュニケーションツールだからです。
・発音学習をする
→リスニング能力が向上する
→リスニングがたくさんできるので、
同時に英文理解も深まりリーディングの能力も向上
→たくさんの英単語に触れることができるので、英単語能力も向上。
耳から聞いて学習できるようになれば、
ノートや教科書を使って勉強するよりも効率的に勉強できます。
発音練習をして、英語学習の良いスパイラルを作っていきましょう。

